住まいのトラブルを防ぐためには日頃のメンテナンスがなにより大切。
ここでは、簡単に実践できる住まいのメンテナンス方法をご紹介しましょう。

キッチン

油汚れの上手な落とし方

まず、キッチンの油汚れを少しでも減らすために、料理をするときは必ず換気扇をまわすようにしましょう。換気扇をまわすことで調理時に飛び散る油の粒子をできるだけ外に出してしまうのです。
油汚れを落とす基本は、なるべく汚れを放置しておかないこと。毎日は無理でも週に一度ぐらいしっかり掃除をすれば、水拭きやキッチン用洗剤の使用だけでも汚れは簡単に落とすことができます。
やや置いてしまい、落ちにくくなったベタベタ汚れは、洗剤を使わずに油で落としてみるという方法もあります。ボロ布等に食用油をつけて拭くだけで汚れが油になじみ、きれいに取ることができます。その後は乾拭きして油を拭き取っておきます。
ベタベタしたひどい汚れは、油汚れ用の洗剤を吹きつけ、キッチンペーパー等で湿布をするようにしてしばらく置いてから拭き取るとよいでしょう。洗剤の成分が残っていると変色の原因になるので、その後はしっかりと水拭きをします。

焦げつき汚れは重曹で

ふきこぼれなどの汚れが焼きついて真っ黒になったガスコンロの五徳や、うっかり焦がしてしまった鍋(アルミの鍋以外)など、焦げつき汚れには重曹を使うとよいでしょう。鍋に水を入れて重曹を加え、15分ぐらい煮て、焦げがやわらかくなったら冷めるまで待ち、タワシやスポンジで汚れをこすり取ります。
重曹は食べられるものなので安心かつ安全です。焦げつき汚れや油汚れをはじめ、さまざまな汚れを落とすことができるのでぜひ活用してみてください。魚焼きグリルなどはたっぷり振りかけておいて古歯ブラシ等でこすり洗いをするようにします。消臭効果もあるので一石二鳥です。

シンクの排水の詰まりを防ぐには…

油分は排水として流してしまうと、排水管内部で冷えて付着し、固形脂肪となって排水管の内径を細くしてしまいます。天ぷら油を流したりするのはもちろん御法度ですが、調理後のフライパンや鍋に残った油、食べ終わった食器に残った油もできるだけ洗い流さないようにしましょう。古新聞等でしっかり拭ってから洗うようにするとよいでしょう。
また、食べ物のゴミなどを流してしまうと、有機物が排水管の中で腐敗し、膜状になって付着して悪臭を放つとともに管の内径を細くする原因にもなります。茶がら、野菜くず、食べ残しなども流してしまうことがないよう、日頃から気をつけることが大切です。
このように、油や食べ物のくずをなるべく流さないようにするとともに、パイプ洗浄剤などを月に一度ぐらいのペースで定期的に使用するとよいでしょう。ときどき排水口にお湯を流したりするのも効果的です。

洗面所

蛇口の水漏れを直すには…

蛇口の水漏れはパッキンを交換することでご家庭でも直すことができます。
蛇口の先から水漏れしている場合(ハンドルを締めても水が止まらない場合)は、コマパッキンの老化・摩耗が原因。水を出しているときにハンドルの下から水漏れしている場合は、ハンドル内の上部パッキンの老化が原因です。
パッキンの交換は、必ず止水栓を閉めてから行うようにしましょう。ハンドル上部のキャップをはずし、順番にハンドルを取り外していくと、まず上部パッキンが出てきます。ハンドルの下からの水漏れの場合はこれを交換して元に戻せばOK。
このあとさらに分解し、スピンドルをはずすとコマパッキンを取り出すことができます。蛇口の先から水漏れしている場合は、ここでコマパッキンを交換します。
作業自体はこのように簡単なものです。ただ、慣れないと上手くできるかどうか心配かもしれません。そんなときは無理せず専門の業者に修理を依頼するようにしましょう。

排水の流れが悪くなったら…

洗面台はボウルに落ちた毛髪等を流していると排水が詰まる原因になります。毛髪やゴミ等を流さなければそれほど詰まるところではないので、気をつけるようにしましょう。
洗面台の排水の流れが悪くなった場合は、吸引カップを使って詰まりを直します。
まず、水があふれるのを防ぐためのオーバーフローを、ガムテープ等を貼りつけてふさいでおきます。水がある程度たまっている状態で、吸引カップをゆっくり押しつけ、パッと力を入れて引き上げるようにします。これで詰まっていたゴミ等が取れれば水が流れるようになります。ただし、詰まりが直っても管の内径がせまくなっていることがあるので、その後はパイプ洗浄剤を流しておくようにしましょう。

バスルーム

バスルームのカビを防ぐには…

カビが繁殖する条件は、高温多湿のほか、有機物の汚れなどのカビの栄養分があることです。ですから、カビを防ぐためにはこまめに掃除をし、換気を心がけるのがいちばん。
バスルームの換気扇は、入浴中だけでなく、入浴後室内が乾くまでまわしておくとよいでしょう。そのとき、室内を閉めきった状態ではいくら換気扇をまわしても効果があがりません。出入り口のドアを少し開けて空気の入り口を設け、換気効率を上げるようにしましょう。

シーリングやタイルの目地にカビが生えたら…

浴槽と壁の間などシーリング材の部分にカビが生えた場合は、古歯ブラシにバスルーム用の中性洗剤をつけて軽くこすってみましょう。それでも落ちない場合は、市販のカビ取り用洗剤をかけて30分ほど置き、水でよく洗い流してから水分を拭き取り、乾かします。
タイルの目地にカビが生えた場合は、市販のカビ取り用洗剤を吹きつけ10分ほど置いてから水でよく洗い流します。落ちにくいカビは、ペーパータオル等に塩素系漂白剤の原液を含ませて貼りつけ、30分ほど置いてから古歯ブラシなどで軽くこすってみましょう。

排水口に毛髪を流さない工夫を。

バスルームの排水管の詰まりは、ほとんど毛髪が原因です。最近のユニットバスなどには毛髪を流さないためのヘアキャッチャーがついているので安心ですが、そのような仕組みがない場合は、毛髪を排水口に流さないための工夫が必要です。排水口の目皿にかぶせて毛髪をキャッチするヘアストッパーなどが市販されているのでぜひ活用しましょう。

トイレ

便器の黒ずみや尿石汚れを落とすには…

便器を長く使用していると、便器内部の水が流れる部分が黒ずんできます。また、便器の水がたまっている水面まわりには輪のように尿石汚れがついてしまいます。これらの汚れは洗剤等で洗ってもなかなか落とすことができません。そこで耐水性のサンドペーパーを使ってみましょう。1000番~1500番ぐらいのサンドペーパーを用い、水をつけてこするときれいに汚れを落とすことができます。
※特殊なコーティング仕様の便器では使用できない場合があります。ご注意ください。

トイレの水が流れないときは…

トイレが詰まりかけたときは、すぐにトイレ用の吸引カップを使って詰まりを取り除きましょう。完全に詰まってしまう前であれば、ほとんどこれで直すことができます。
吸引カップを使うときは、水が引いていたらバケツなどで水を入れ、吸引カップの上まで水をためてから始めます。吸引カップをゆっくり押しつけ、パッと力を入れて引き上げるのがコツです。詰まりが直ったと思っても、すぐにハンドルをまわして水を流してはいけません。バケツなどで少しずつ水を流して、ちゃんと流れることを確かめてからハンドルをまわすようにしましょう。

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